鳥越 俊太郎昨日高野山の取材から帰り、夕方から夜にかけてニュース番組ははしごして全部見た.。危ういなあ・・・昨日の参議院では安倍総理の問責決議が可決されて、重要な法案が幾つも廃案になった。これがどの番組でも伝える大筋の流れだ。しかし、見ていてあれ?おかしいぞ!!と思われる番組の伝え方に首を捻るとともに、正直言うと怒りを覚えた!!
読みが浅い!どの番組も国民の生活に関連が深い法案が流れたのは突如安倍総理の問責決議案を出して法案を葬り去った野党の責任で、中でも直前まで法案審議をするとしていたーつまり問責決議には加わらないとしていた民主党の直前になっての変身が責任があるという伝え方をしていた。
これでは民主党は世間からすると悪者だ。
だが、この一連の...問責劇の影の主人公は誰あろう?自民党それ自体だ!!
昨日の夕刊を仔細に読んでみると、そのからくりが分かる。
毎日の記事にはこうある。
「民主党は自公両党と電気事業法改正案の修正で合意しており『法案成立を優先すべきだ』としてきた。しかし、参院議運委の岩城光英委員長(自民)が問責決議案の採決優先を求めるみんなの党の意向を受け各党に判断を促したため上程に賛成した。
更に毎日新聞はこうも書いている。
「民主党の細野豪志幹事長は記者会見で「法案成立は難しくなった。自民党に法案を仕上げる熱意が全くない」と述べた。自民党が最終的に問責決議に応じた背景には、法案成立を野党が阻止したとの構図を作り、参院選に向けて「ねじれ」解消を訴えた方が有利との思惑があったとみられる」
これが事実に近い解説だろう!。
法案を可決してから、後に問責決議案審議をしてもよかったのだ。
だけど自民党は問責決議が決まれば、法案審議が出来なくなるのを知り乍ら問責決議の採決を先にした。これは一種の策謀だ。国民の生活を犠牲にしても参院選の作戦を優先したのだ。
こういう分かり易い構図をテレビのコメンテーターは読めないのか
とんまな事をの賜っていた。某報道番組のコメンテーターはMCに「これ、どう思いますか?と振られたら開口一番
「野党のミスですね!!」
との賜ったのだ。
「どうして自民党は法案審議を先にやらなかったんでしょうかね?
ぐらいは言えよね!!
特に参院の議運委員長は自民党が握っている訳でしょう。
どうしても法案審議を今国会でやり遂げたいのならその議運委員長にねじ巻いて法案審議と問責決議の順番を反対にする事位出来たはずだ。
それをやらなかった!!
問責決議が通るのを知り乍らーという事は法案が全部廃案になる事を知り乍ら傍観したんだね!!こずるいね!!
そのこずるさをちゃんと見抜けないテレビのコメンテーターって一体何だろうかね???
もう一度言う。
国民に関係がある法案を葬り去ったのは問責決議を出した野党ではない。
参院選挙を考えてうまく立ち回ろうとした自民党・公明党だ!!!
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